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2009'09.18 (Fri)

人類が発見・合成した化学物質、5000万種類を突破

人類はこれまでに、5000万種類の化学物質を発見または生成してきた。そのほとんどは、第二次世界大戦後の過去数十年間に発見・生成されたものだ。

全米化学学会(American Chemical Society:ACS)のデータベースには、9月8日(米国時間)時点で5000万種類の化学物質が登録されている。この数字は、世界の化学業界の驚異的な成長を表すものだ。[CASは2008年11月21日に「4000万番目」の物質を登録している]

新しい化学物質が合成されたり単離されたりするペースには目を見張るものがある。最初に登録された1000万種類の化学物質は、手に入れるのに33年かかったが、データベースに最近登録された1000万種類の化学物質は、手に入れるのにたった9カ月しか要していない。これは一つには、ACSによる追跡調査の精度向上が理由だが、世界中の研究機関がおびただしい量の分子を生成(および特許取得)しているからでもある。

「世界中でこの1年間に、毎日昼夜を問わず、平均2.6秒間隔で新しい化学物質が単離されたり合成されたりしている」と日本の社団法人、化学情報協会(JAICI)の元会長である化学者の千原秀昭博士は説明する。

『ケミカルアブストラクツサービス(Chemical Abstracts Service:CAS)』レジストリは、既存のデータベースとしては最も包括的なものだが、CASにデータが収録されていない、特許権で保護されたもっと多くの物質が存在することは疑う余地がない。

[CASは全米化学学会の下部組織として、化学および関連分野の文献抄録誌『Chemical Abstracts(ケミカルアブストラクツ、略称CA)』を発行している。同誌は1907年に創刊され、現在では化学の研究に不可欠な巨大データベースとして世界中で利用されている。日本では化学情報協会がCASの代理業務を行ない、CAS登録番号取得の取次ぎも行なっている]

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