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2010'06.23 (Wed)

認知症患者の思い 歌に 篠栗町の音楽療法士・松下さん 「あなたを忘れない」… 7月 福岡市で演奏会

 記憶がなくなっても、あなたはずっと大切な人‐。認知症患者が家族へ向ける思いを代弁しようと、篠栗町の音楽療法士松下祥子さん(31)は、3年前に「あなたを忘れない」など2曲を作詞作曲し、施設での集会などで歌い、患者や家族を励ましてきた。その曲を披露するコンサートを7月19日午後2時から、福岡市南区の男女共同参画推進センター「アミカス」で開く。

 7年前、松下さんは勤めていた福岡市中央区のデイサービスセンターで50代の夫婦に出会った。夫の名前も忘れていく認知症の妻、介護で日に日にやつれていく夫…。夫婦の溝は深まっていた。

 しかし、松下さんは妻が夫を見つめる様子から、妻が夫に対して「自分を守ってくれる人」という認識はあることに気付いた。思いを言葉にできないだけだと察すると、自然と言葉やメロディーが浮かんだ。

 ♪本当はいつも伝えたい でもうまく伝わらない いつか言えなくなる日がくる 今あなたに心いっぱいありがとう

 2007年に完成したその曲には「あなたを忘れない」と名付けた。

 夫婦と接していくうちに、記憶はなくても、思い出は二人の身体や心に積み重なるように残っていると感じた。それを伝えようと「あなたの海で」という歌も作った。記憶をつかさどる脳の一部、海馬を「記憶の海」に例えた。

 ♪失われてゆく海 さまよえる愛のはざま だけど心に刻まれる あなたと生きた日々

 その年の夏、勤めるデイサービスセンターで、ピアノの弾き語りでこの2曲を初めて披露した。患者の家族たちは涙し、一緒に歌ってくれた。センターを拠点とする「若年性認知症 虹の会」のテーマソングになり、同年にCDにもなった。

 松下さんは09年春に結婚。生まれた長男義明ちゃんは、低体重のため2カ月間、新生児集中治療室に入った。わが子と暮らせないつらさから、あらためて家族のきずなの大切さを感じ、歌にもより深い思いを込められるようになった。

 「患者や家族は、大切な人を忘れる、大切な人から忘れられる恐怖をそれぞれ抱えながら、頑張っている。そんな思いが、私の中で自然と音楽になったと思う」

 コンサートは一般2800円、中高生1800円、小学生以下無料。問い合わせは音楽制作クールミントハウス=092(692)8531。

=2010/06/22付 西日本新聞朝刊=

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/179714
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